「楽天経済圏を始めたいけど手順がわからない」「楽天のサービスが多すぎて理解できない」などの理由で、楽天経済圏を始められない人が多くいます。そこでこの記事では、楽天経済圏の始め方や手順だけではなく、メリット・デメリット、おすすめのサービスまで幅広く解説します。 楽天経済圏を始めて4年。通算40万楽天ポイントを獲得した私が、「分かりやすさ」を重視してこの記事を書きました。ぜひ最後まで読んでください。 <結論> ・楽天経済圏とは、楽天が提供する複数サービスの集合体のこと。 ・楽天経済圏にメリットは多いが、デメリットはほとんど無い。 ・楽天経済圏は、6つの手順を踏めば誰でも簡単に始められる。 ・楽天経済圏で特におすすめのサービスは「楽天ふるさと納税」など4つ。 何から始めればいいか分からないという方は、楽天カードを作成するだけでもかなりインパクトの大きなポイント還元があるので、まず作成してみることをおすすめします! 1 楽天経済圏と楽天ポイントについて まずは楽天経済圏の概要を解説します。ここでは楽天経済圏とはそもそもなにか、イメージをつかんでください。 (1)楽天経済圏とは楽天が提供する複数サービスの集合体のこと 楽天(正式名称:楽天グループ株式会社)は、「楽天市場」とよばれるインターネットショッピングモールをはじめ、銀行やモバイル、クレジットカードといった複数のサービスを提供しています。この複数のサービスの集合体を「楽天経済圏」と呼んでおり、イメージは以下の図のとおりです。2023年2月末時点で、90種類のサービスが存在します(楽天公式HPの調査結果)。 【出典:楽天公式HP】 (2)楽天ポイントとは楽天経済圏で利用できるお金のこと 楽天経済圏のサービスを利用すると、「楽天ポイント」とよばれる楽天独自のポイントを獲得できます。楽天経済圏では「お金(1ポイント=1円)」と同等に使えるとともに、サービス相互で使用可能です。例えば「楽天市場で獲得した楽天ポイントを、楽天モバイルの支払いに充てる」など、楽天経済圏でポイントを無駄なく活用できます。 インターネット上では、多くのインフルエンサーやネット記事で、楽天経済圏がおすすめされています。これは楽天経済圏にサービスを乗り換えることで、大量の楽天ポイントを無駄なく活用できるためです。 【出典:楽天公式HP】 2 楽天経済圏はメリットが多くデメリットはほぼ無い 続いて楽天経済圏を利用するメリットとデメリットを解説します。 結論だけお伝えすると、楽天経済圏にデメリットはほとんどありません。以下で詳しく解説します。 (1)楽天ポイントが貯まりやすく消化しやすい 楽天経済圏は、ポイントの獲得対象となるサービスがとても多いです。 さらにポイント還元率が上がるイベントや、SPUという独自のプログラムがあるため、楽天ポイントが貯まりやすい仕組みとなっています。 また貯まったポイントは、以下の画像のような提携店舗でも利用可能です。 そのため、ポイントの消化に困った、ポイントが失効した、ということはほとんどありません。 (2)楽天経済圏では個々のサービスがどれも優秀 もう一つのメリットは、楽天経済圏のサービスがどれも優秀であることです。 例えば「楽天カード」は業界最高水準のポイント還元率1%であり、「楽天銀行」は条件を満たせば振込・引落手数料が複数回無料、さらに「楽天モバイル」は3GB 980円(税込み1,078円)で利用できます。これ以外にも沢山の優秀なサービスがあるため、この記事を参考に乗り換えを検討してください。 (3)唯一のデメリットは楽天カードの作成が必須となること 私が感じる唯一のデメリットは、楽天経済圏では楽天カードの作成が必須となることです。 楽天経済圏のサービスは、楽天カードを決済方法にすることで獲得ポイントが増える仕組みとなっています。そのためカードを作成しなければ、ポイント獲得のメリットを最大限に活かすことができません。 私は楽天カードを利用するまで、完全に「現金派」だったため、クレジットカード作成に抵抗がありました。そのため現金派の方は、楽天カードの作成をデメリットに感じることでしょう。 3 楽天経済圏の必須知識SPUについて SPUは楽天市場を利用する上で必須の知識です。 楽天経済圏を始める前に必ず内容を理解してください。 (1)SPUとは楽天市場のポイント還元率が上がる仕組みのこと SPU(スーパーポイントアッププログラム)とは楽天サービスを沢山利用することで、楽天市場のポイント還元率が上がる仕組みのことです。楽天が指定するサービスを利用することで、最大15%の還元率まで高くなります。 【出典:楽天公式HP】 (2)SPUを上げる15のサービスと対象となる条件 楽天経済圏のサービスは全部で90種類ですが、SPUの対象となるサービスは15種類です。SPUの対象となるにはサービス毎に条件があるため、以下のとおり一覧表で紹介します。 サービス名 還元率 対象となる条件 楽天モバイル 最大3% Rakuten UN-LIMIT VII契約・ダイヤモンド会員は+3%・それ以外の会員は+2% 楽天モバイルキャリア決済 0.5% 合計2,000円以上利用 楽天ひかり 1% 契約 楽天カード 2% 楽天カード(種類問わず)でお買物 楽天プレミアムカード 2% 楽天プレミアムカードでお買物 楽天銀行+楽天カード 最大1% ・楽天銀行口座で楽天カードの利用代金引き落としで+0.5%・給与、賞与、年金の受け取りで+0.5% 楽天証券 最大1% 楽天ポイントコースとマネーブリッジ設定のうえ、・3万円以上のポイント投資(投資信託)で+0.5%・3万円以上のポイント投資(米国株式)で+0.5% 楽天ウォレット 0.5% 合計3万円以上の暗号資産現物を購入 楽天トラベル 1% 5,000円以上の予約&翌々月までの利用 楽天市場アプリ 0.5% アプリを使ってお買物 楽天ブックス 0.5% 1,000円以上の購入 楽天Kobo 0.5% 1,000円以上の購入 Rakuten Pasha 0.5% Rakuten Pashaのトクダネを300ポイント以上獲得し、「きょうのレシートキャンペーン」にて10枚以上レシートが審査通過 Rakuten Fashionアプリ 0.5% 月に1回アプリで購入 楽天ビューティ 0.5% 3,000円以上のネット予約&施術完了 4 とても簡単な楽天経済圏の始め方6手順を解説 SPUを理解したら、初めて楽天市場を利用するまでの6手順を解説します。作業は1日で終わりますが、楽天カード・楽天銀行の審査に時間がかかるため、初めての利用まで1~2週間程度かかります。 (1)「楽天市場アプリ」をダウンロード まずは「楽天市場アプリ」をスマホにダウンロードします。楽天市場アプリは、スマホで楽天の買い物ができる便利なアプリのことです。 このアプリを利用して買い物をするとSPUが+0.5%となるため、買い物をする際は常にこのアプリを利用してください。 ...