揚げ物やハンバーグなどにかけて食べることの多いソースには、ウスターソース・中農ソース・濃厚ソースなどさまざまな種類があります。 見た目は全て同じように見えても、味わいや使い道に違いがあるのが特徴です。 しかし、それぞれの違いを詳しく知っている方は少ないでしょう。 そこで本記事では、ソースの種類ごとの違いや特徴を紹介していきます。違いや使い道に迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。 日本に最初に伝わったのは「ウスターソース」 最初に日本にソースが伝わって来たのは江戸時代で、起源はヨーロッパで生まれたウスターソースといわれています。 日本では一般的なソースは全て「ウスターソース類」に分類されるのが特徴です。 もともとはウスターソースとして伝わってきたものを、それぞれの用途や好みなどに合わせて味を変えたのが中農ソースや濃厚ソースとなります。日本ではソースは大きく分けて、ウスターソース・中濃ソース・濃厚ソースの3つに分けられます。そもそもソースに違いがあるのか疑問に思う方もいるかと思いますが、それぞれに違いや使い方があるのです。その違いを活かし、料理ごとに使い分けられています。 ソースの種類別の違いと特徴 揚げ物などを食べるときには、中農ソースを使う方が多いのではないでしょうか。ウスターソースとは見た目や粘度が異なるので違いが分かりやすいですが、中農と濃厚はどこが違うのか疑問を持つ方も多いはずです。ソースは粘度によって分類がされており、Pa・s(パスカル秒)と呼ばれる単位が使われています。ここでは、ソースの種類ごとの違いと特徴について見ていきましょう。 ウスターソース JAS(日本農林規格)では粘度が0.2Pa・s未満のソースがウスターソースと定義されています。 ウスターソースは、ソースの中でも粘度が最も低く、醤油のようにサラッとしているのが特徴です。 また、香辛料のスパイシーさがあり辛口のため、料理の隠し味などにも多く使用されています。 中濃ソース JASでは粘度が0.2Pa・s~2.0Pa・s未満のものを中農ソースと定義しています。 名前の通りウスターソースと濃厚ソースの中間ほどのとろみがあり、揚げ物などやお肉の下味などに使用されることが多いです。 また、ウスターソースよりも果実や野菜が多く使われているため、甘みがあってマイルドな味わいです。 濃厚ソース JASでは粘度が2.0Pa・s以上の粘度があるものを濃厚ソースと定義しています。 濃厚ソースは中農ソースよりも野菜や果実をふんだんに使用しているため、繊維質が多く含まれていて濃厚で甘みのある味わいが特徴です。 揚げ物やハンバーグなど幅広い料理で活躍しているソースとしても知られ、とんかつソースは濃厚ソースの一種になります。 お好みソース お好みソースは濃厚ソースに分類されており、通常の濃厚ソースより粘度が高くお好み焼きによく絡みます。 ソースの中でも塩分と酸味が控えめになっており、甘みとコクのある味わいが特徴です。全国にお好み焼きが広く知れ渡るようになってからは、多くのメーカがお好みソースを製造するようになりました。 焼きそばソース 焼きそばソースはウスターソースをベースに、日本人の好みに合うように旨みなどを加えて改良したソースです。 焼きそばの起源は中国の炒麺(チャオメン)といわれており、味付けは醤油や塩が中心でした。当時の日本では小麦粉が高騰していたため、キャベツで量を増やしていたそうです。 水分の多いキャベツを使うと味が薄くなってしまうので、味の濃いソースを使うようになったといわれています。 まとめ ソースは大きく分けてウスターソース・中濃ソース・濃厚ソースの3つに分類されます。 それぞれ粘度によって分けられており、ウスターソースが0.2Pa・s未満、中濃ソースが0.2Pa・s~2.0Pa・s未満、濃厚ソースが2.0Pa・s以上と定められています。本記事を読んで、用途に応じたソース選びの参考にしてみてください。