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テアニンの抗ストレス効果を裏付ける実験

 

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緑茶に含まれる成分「テアニン」に関する追記情報です。

テアニンの抗ストレス効果を裏付ける実験が、太陽化学株式会社のHPに掲載されていました(参照:テアニンのおはなし https://www.taiyokagaku.com/lab/theanine_story/02/)。
実験は、人がリラックスしているときに出る脳波「α波」に着目して行われました。
実験には、水とテアニン200mgが使用されました。
それぞれを摂取後、脳波にどのような変化があるのかを、脳波トポグラフィーという脳波を計測する機器で計測しました。
すると、どちらも摂取後30分までは大きな変化は見られませんでしたが、30分以降は、テアニンを摂取したグループでα波が強く検出されました。
以上の結果から、テアニンには抗ストレス効果があることが分かりました。

また、その他のテアニンの効果として、睡眠改善効果、集中力向上効果、月経前症候群(PMS)軽減効果も挙げられていました。
睡眠改善効果の実験ではテアニン200㎎、集中力向上効果ではテアニン300mgが使用されたとの記載がありました(PMS軽減効果については使用量の記載なし)。
抹茶1杯に含まれるテアニン量は、20~40mg程度だそうです(参照:抹茶と健康 研究最前線!|ネスレアミューズ https://nestle.jp/matcha/health/)。
そのことを踏まえると、テアニン自体に様々な効果があるものの、たくさんの量を摂取しなければ、なかなか効果を実感できないかもしれません。

ただし、テアニンに関する他の情報で、継続的に緑茶抹を摂取することによる認知症予防効果についての研究があります(参照:伊藤園HP https://www.itoen.co.jp/company/research/report07/)。
その研究で、認知症予防効果の有用性を示唆する結果を得たテアニン接種量は、1日あたり約47.5 mgで、これは上級抹茶約2g分、つまり抹茶約2杯分に相応するそうです。

日常的に意識して抹茶を飲用すれば、劇的な変化はなくても、体に良い効果は得られそうです。

 

 

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・使用した参考文献の記載
・モル比についての補足
・述べられている成分について、代表的なお茶等の含有量や平均値の記載
・EGCGは緑茶“にしか”含まれていない
・EGCGは抗がん・抗菌・抗動脈硬化作用がある
・EGCGはカテキンの一種→書き方が別物のよう
・カテキンを含むお茶:緑茶、烏龍茶、紅茶
含まない:麦茶、ルイボスティー
・条件を満たすお茶が高級抹茶のみ→高級抹茶、グレードの低い抹茶の定義

・通常グループにも抹茶、低カフェイン抹茶、煎茶を与えるマウスを用意するべきでは?
・与えた抹茶、低カフェイン抹茶、煎茶の成分を表記すべきでは?
・試験の概要がわからない
-内容
-すべての試験はストレスを測る試験なのか
-3つ用いた理由は
-立ち上がり回数の減少がストレスによるものだとする説明が図にあるもののみ
しかも説明ではない

・成分比率を満たしていないならなぜこの論文を選択したのか
-緒言で用いた成分比率の話が余計なのか

・統計処理は行われたのか
・ストレスを与えてないグループに抹茶を与えていないにもかかわらず、抹茶が原因で少なくなる傾向があると言えるのか

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