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世界・日本の教育の現状とSDGs目標4達成のための取り組み例

持続可能な社会を目指すための目標であるSDGs。

今回は、SDGsについてや世界・日本の教育の現状と課題点を解説します。

また、SDGs目標4達成のための日本の取り組みについても紹介します。

自分ができることを探すためにも、世界の現状と課題点を把握しておきましょう。 

そもそもSDGsとは?

 SDGsは、Sustainable Development Goalsの略であり、日本語では持続可能な開発と訳される目標です。

SDGsは2015年9月に行われた国連サミットで採択され、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げられました。

 SDGsには、「貧困をなくそう」や「質の高い教育をみんなに」など17の目標があります。

なお、貧困や教育に関するものだけでなく、「気候変動に具体的な対策を」や「海の豊かさを守ろう」など環境に関する目標も掲げられています。 

世界の教育の現状と課題点 

ここからは、世界の教育の現状と課題点を解説します。

世界では、初等教育修了率の格差や成人の識字・計算能力の不足などが問題になっています。特に発展途上国は未だ改善すべき点が多くみられるので、できることから始めるためにも現状をしっかりと把握しておきましょう。 

初等教育修了率の格差

世界では、先進国と発展途上国の初等教育修了率の格差が問題となっています。

1990年から比べると改善はされていますが、地域別の修了率でみると未だに大きな格差があります。特にアフリカ諸国や南アジア諸国では中途退学率が高いままです。 

子どもの中途退学率が高いと、成人の識字・計算能力の不足にもつながるため課題点とされています。

また、識字・計算能力が不足していると仕事を自由に選べないため、将来の子どもにも貧困が連鎖する可能性が高まります。

戦争・病気で教育を受けられない

世界には、戦争や病気が原因で教育を受けられずにいる子どもが多いです。

戦争や紛争が多発している地域では教育を行う余裕がありません。また、地域によっては子どもたちまでもが戦争に参加せざるを得ない状況です。 

さらに、不衛生な暮らしと栄養不足が原因の病気にかかることで教育を受けられない子どもも多いです。

病気にかかっても満足な治療を受けられる場所とお金がないため、教育の普及だけでなく医療の普及も課題とされています。 

貧困ゆえに労働を強いられる

世界には、貧困ゆえに学校に通って学ぶよりお金を稼ぐことを優先することを求められる子どもがいます。

親が働くだけでは生活をしていけないので、子どもも家庭の一労働力として働かなければなりません。

 

しかし、労働を優先すると識字・計算能力が不足するため、大人になったときに仕事を選べず稼げる仕事に就くのが難しくなります。

そのため、自分だけでなく将来の子どもにも教育を受けさせられず貧困のループが起こることも課題とされています。 

女子への教育の浸透が低い

世界では、女子への教育の浸透が低いことも問題とされています。

世界には未だに男女差別が深刻な地域があり、女子への教育は必要ないと言われる地域があります。地域によっては、「結婚適齢期になると結婚する」という考え方が根付いているため、就学中にもかかわらず結婚せざるを得ない状況です。

日本の教育の現状と課題点

ここからは、日本の教育の現状と課題点について解説します。

世界には貧困や戦争で教育を満足に受けられていない子どもが多いですが、日本もさまざまな問題を抱えています。

持続可能な社会を実現するためにも、日本の教育現場の現状と課題点を把握しておきましょう。 

子どもの貧困

海外のみならず、日本でも子どもの貧困が問題となっています。

経済的な理由で高校や大学に進学できない貧困も問題ですが、子どもの社会的な孤立も大きな問題です。親が深夜まで働いていて家に帰っても誰もいないため、社会的に孤立して非行に走る子どもが増えています。 

教育機会の不平等

日本では、所得格差による教育機会の不平等が問題となっています。

また、都心に比べて過疎化が進んでいる地域は、学習塾や高度な教育を受けられる私立学校が不足しています。住んでいる地域によって教育機会に差が出るのはよくありません。 

いじめや不登校

日本では、いじめや不登校も問題となっています。いじめの認知件数は、平成26年度は188,072件だったのに対し、令和元年度は612,496件と5年間で約42万件も増えています。そのため、カウンセリングや相談室などの相談体制の構築やインターネット利用の教育などの対策を行うことが大きな課題です。

 

教員不足・業務量の増大

日本の教育現場では、子どもに関する問題だけでなく教員不足や教員の業務量の増大なども問題となっています。教員が不足すると業務量が増え、業務量が増えると教員がやめてしまうので教員の不足につながります。このループを断ち切るために何ができるかが今後の大きな課題です。

 

SDGs目標4達成のための日本の取り組み 

ここからは、SDGs目標4達成のための日本の取り組みについて紹介します。

あまり知られていないものもありますが、日本でもさまざまな取り組みが行われています。自分ができることを探すためにも、行われている取り組みを把握しておきましょう。 

持続可能な開発のための教育(ESD)

持続可能な開発のための教育(ESD)は、持続可能な社会を創造する担い手を育てる教育として、さまざまな地域で行われています。ユネスコが主導となって行われており、他社や自然環境との関係性を尊重できる個人を育むことが目的とされています。

 

みんなの学校プロジェクト(School for All)

みんなの学校プロジェクト(School for All)は、地方行政と地域住民が学校運営を支援し、保護者や住民への教育への意識に変化を与えることを目的として行われています。子どもと地域の社会的なつながりがなくなると、いじめや不登校に気づくのが遅れやすいです。教育に対する親の低い意識の克服するためにも、地方行政や地域住民全体の協力が重要視されています。

 

アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ

アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブは、アフリカの若者が日本の大学で教育を受けるとともに、日本企業でのインターンシップを受ける機会を与える取り組みです。日本での教育機会を与えることで教育の質が上がります。

 

また、インターンシップを受ける機会を与えることで、アフリカに帰ったときに高い技術を役立てられるのが大きなメリットです。なお、アフリカ諸国の優秀な若手人材を受けられるため、日本にとっても大きなメリットがあります。

 

 まとめ:

今回は、SDGsの基本知識や世界中で行われているSDGsについての取り組みを紹介しました。持続可能な社会にするためには、多くの子どもが質の高い教育を受けられるような世界にする必要があります。規模が大きい話に思えますが、寄付やボランティアなど個人で簡単に取り組める活動も多いです。世界の子どもたちのためにも、できることから始めていきましょう。

 

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