ソースの種類と名前の由来、語源
今回は、ソースの種類と語源、由来について解説していきます。
ソースには、主に以下の種類があります。
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それぞれ詳しく見ていきましょう。
ウスターソース
ウスターソースは、粘度が低くサラッとしており辛みがあるソースです。
ウスターソースは、冒頭でも紹介したように発祥であるイギリスのウスター市で売られていた「ウスターソース」が名前の由来といわれています。
日本に最初に入ってきたのがこのウスターソースのため、日本ではソース=ウスターソースのイメージが定着しました。
中濃ソース
中濃ソースはウスターソースと濃厚ソースの中間ぐらいのとろみがあり、適度な辛みと甘みがあるソースです。
一般的には揚げ物に使用するイメージがありますが、実は料理の調味料や隠し味としても活躍してくれます。
名前の由来は、ウスターソースと濃厚ソースの中間ぐらいのとろみのため「中農ソース」と呼ばれるようになりました。
オイスターソース
オイスターソースとは牡蠣が原料になっているソースで、磯の香りと牡蠣のコクと甘みに特徴があります。
主にチンジャオロースや焼きそばなど、中華料理でよく使用されています。
オイスターは牡蠣を意味するオイスター(oyster)を語源としてオイスターソースと呼ばれており、中国では日本でいうところの醤油のような位置付けです。野菜炒めなどにコクをプラスする際にもよく使われています。
濃厚ソース
濃厚ソースは、その他のソースと比べて果物や野菜をたっぷり使っているため繊維が多く、とろみと甘みがありスパイシーさを抑えたマイルドな味わいのソースです。
別名「とんかつソース」と呼ばれることもあり、とんかつなどの揚げ物だけではなくハンバーグなどの洋食にも使われています。
お好みソース
お好みソースは濃厚ソースの一種で甘みとコクがあり、お好み焼きなどとよく絡むとろみの強さが特徴です。
通常の濃厚ソースよりもとろみが増して塩味と酸味が控えめになっており、お好み焼きが全国に広く普及するようになってから、さまざまなメーカーが商品化しています。
焼きそばソース
焼きそばソースはウスターソースに旨みをプラスし、日本人の好みに合うように改良したソースです。
焼きそばが日本に誕生した時期は1950年頃といわれており、当時は小麦粉の値段が高くキャベツを多く入れて量増しをしていました。そのため、味の濃いソースで味付けを補っていたようです。